はじめに

■基準水準点とは

本ページでは私が2020年から取り組んでいる"基準水準点巡り"について紹介をしたいと思います。 水準点は高さを測るための基準として利用されており、現在は国土地理院が管理しています。 東京の国会議事堂の近くには水準原点が設置されており、これが全ての水準点の基準になっています。 また、特に地盤が強固な場所には周辺地域一帯の基準として基準水準点が設置されており、現在は全国で84箇所あります。 このページでは実際に基準水準点が設置されている現地に訪問した記録を投稿しています。 (※今後順次記事を追加する予定です)

■きっかけ・活動内容

もともと水準点についてはまったく知らなかったのですが、沼津に訪れた際に水準点の看板を見かけそこから基準水準点の存在を知りました。

ドリパレ
一等水準点第9400号の看板、伊豆三津シーパラダイスのすぐ近くです

調べると全国で84箇所というギリギリコンプリートできる数だったこともあり旅行も兼ねてやってみようと思いました。 コンプリートするにあたっては"公共交通機関のみ利用する"という条件でやっています。鉄道・バス・飛行機・フェリーを中心に利用し、レンタカーやタクシーは禁止としました。ただしレンタサイクルはありにしています。 地図で見ると辺鄙なところにあるように見えるものもありますが、基本的に主要国道沿いに設置されていることもあり、ほとんどの場合は近くまで公共交通機関で行くことができます。基準水準点巡りをしていると日本の公共交通機関はよく発達しているなと感心させられます。 基準水準点の訪問記録は恋アスのBD特典のフィールドノートを利用しています。デザインもシンプルですし、かなり持ち運んでいますが全く気になりません。かなり丈夫だなと思います。

恋アスフィールドノート
表紙や背がしっかりしているので実用的です それにしても昔の写真と比較するとめちゃくちゃ色変わったな・・・

■現在の進捗

関西に住んでいたころには西日本を、東京に来てからは東日本を中心に進め、今では80箇所の訪問が終了しています。自然災害の影響などがなければ今年中にはいったん完了することができそうです。(2023/11/3に完了しました!) 精神面での体調不良の影響で遠出が難しい時期もありましたがなんとか完遂できそうで今はほっとしています。あと残り少しですが頑張りたいと思います。

■各基準点の記事の見方

各基準点の記事では概要と観察記録について記述しています。 概要では所在、行き方、訪問難易度を書いています。行き方は公共交通機関を用いたもので、当該記事の執筆時点の情報を掲載しています。一部情報が古いものや誤っている場合があるかもしれません。訪問難易度は行き方をもとに独断と偏見でSABCの4段階で判定しています。(Sが最も難しい) 観察記録では撮影した写真等を掲載しています。

※参考資料

  • 基準点成果等閲覧サービス
  • 基準点の位置や現況を確認できます。改測中などの基準点は"成果不良点を含む"とすると検索結果に出てくるようになります。

  • 基準水準点一覧
  • 基準点成果等閲覧サービスをもとにGoogleMapを作成しました。一部情報が古いですが想定される行き方も載せていますので参考に(?)してください。


2023/10/11